人事・教育制度について
貝塚病院は職員一人ひとりのスキルアップが、医療の質や患者サービスの質の向上につながると考えています。そのため、自ら成長し続ける人を支援し、評価する制度を設けています。
人事制度
当院では職員各人に期待する職務・役割の内容を段階的に明確にするために等級制度を導入しています。等級は8段階となっており、5等級からは図のように管理職を目指すマネジメントコースと認定看護師など専門職を目指すスペシャリストコースに分かれる複線型を採用しています。
また、職員一人ひとりがスキルアップのために目標を設定し、それを達成する(できなかったことができるようになるまたはできていることをさらに良くする)ことで、病院全体の医療の質や患者サービスの質が向上し、患者さんやご家族、地域の皆さんにこれまで以上の安心を提供できるようになることを目的として目標管理制度を導入しています。
人事評価は人事考課と目標管理評価の2つを採用しています。人事考課とは業務への取り組みと能力を評価するもので、等級・職種ごとのクリニカルラダーを元に評価を実施します。毎年4月に実施され、7月の給与改定に反映されます。目標管理評価とは目標管理への取り組みを評価するもので、毎年5月と10月に実施され、夏季と冬季の賞与に反映されます。
退職金制度は勤続3年以上の職員に適用され、勤続年数が長いほど支給率が高くなります。
教育目的・教育方針
教育目的
貝塚病院の理念、ビジョン、基本方針に基づいて、職員ひとりひとりが自己啓発・相互啓発し、
成長し続けること、また、病院が望ましいと考える特性を兼ね備えた人材育成をすることを目的としています。
教育方針
2020年度より、「自分で学ぶ人を育てる」という教育方針のもと、
インストラクショナルデザインを取り入れた研修へ移行中です。
教育手法
当院では、OJTを中心として職種ごとに定められた等級基準フレームに基づき教育を実践しています。OFF-JTは集合研修やオンデマンド研修、LMS(学習管理システム)やGoogleフォームを活用したeラーニング、ZOOMを利用したハイブリッド形式の研修、外部研修や学会等、学習目標に合わせた教育手法を選択しています。
外部研修や学会は研修支援制度が充実しているため参加がしやすい環境となっています。
教育支援制度
教育支援は参加費や交通費等の一部を負担する研修費の補助、資格取得に必要な学費等の貸付、時短勤務等の勤務体制の変更があります。
施設基準に関するものや病院の指示による研修は、費用の個人負担はなく出勤扱いになります。
認定看護師の受講や特定行為研修等は、補助金の活用や研修中は勤務扱いにするなど、生活面を気にすることなく安心して受講できる環境となっています。
研修事例
職員基礎研修
全職員参加必須の医療安全・感染対策・倫理研修を始めとして、BLS研修、メンタルヘルス研修、避難訓練などを開催しています。
新入職オリエンテーション研修
4/1入職の常勤職員に対する研修です。
LMS(学習管理システム)を利用した完全オンラインの研修で、就業規則、SNS利用、個人情報保護について資料閲覧後に確認テストが実施されます。
新入職員研修
4/1入職の職員に対する研修です。
外部講師を招いて、社会人、医療従事者としての心構えや言葉遣い、応対マナー、コミュニケーションについて学びます。
階層別研修
病院マネジメント研修、目標管理研修など全職種共通の研修を始めとして、役職・等級・職種ごとに様々な研修があります。